DTSX1
線形熱感知器

特徴
従来のポイント型センサー(熱電対と RTD)とは異なり、光ファイバをセンサーとして使用することで、光ファイバケーブル全体が温度センサーとして機能します。
このため、光ファイバケーブルに沿って温度分布を測定することができます。
光ファイバによる温度検出では、従来の電気温度測定では実現できない、広範囲の温度分布を抜け目なく、高確度・高精度、経済的にモニタすることができます。
DTSX1は、特に異常温度検知に特化した製品です。以下のような特徴があります:
- 広範囲の温度監視:光ファイバケーブル全体を温度センサとして利用し、長距離の温度分布を測定可能。
- 高精度な異常検知:温度変化をリアルタイムで監視し、異常発生時に迅速な対応が可能。
- 耐環境性能:電磁ノイズの影響を受けず、過酷な環境でも安定した測定が可能。
- 火災予防:欧州の火災検知規格 (EN 54-22) に準拠し、温度上昇を事前に検知して資産を保護
機能・仕様
項目 | 仕様 | ||
---|---|---|---|
距離レンジ | 2km, 4km, 6km, 8km, 10km, 16km | ||
チャネル数 | 1 チャネル、2 チャネル、4 チャネル | ||
空間分解能 | 1 m 以下 | ||
サンプリング分解能 | 0.5 m、または 1 m 間隔ごとに温度を測定 | ||
最小温度測定時間 | 5 秒 | ||
測定モード | 片方向測定、双方向測定 | ||
ゾーン設定数 | 1000(ゾーンがオーバラップしないこと) | ||
インタフェース | 光出力 | 光ファイバ | 50 / 125 μm GI |
光コネクタ | E2000 / APC | ||
LAN | 10 BASE-T または 100 BASE-TX 、Modbus / TCP | ||
接点出力 | 8 / 64 ポート、最大 35 V / 1 A DC | ||
接点入力 | 4 ポート ON: 12 ~ 30 V / 5 mA DC OFF: 3 V / 2 mA DC |
||
表示部 | POWER SYSTEM OPERATING FAULT / PRE-ALARM / ALARM ( 1 ~ 4 チャネル毎に表示) |
||
スイッチ | RESET | アラーム状態リセット | |
ACK | アラーム確認(アラーム状態は保持) | ||
電源 | 動作電圧 | 10 ~ 30 V DC(定格電圧: 12 / 24V DC) | |
消費電力 | 30 W (周囲温度 23 °C で通常 15 W) | ||
外形寸法 | 500 (W) x 500 (H) x 250 (D) mm (ただし、突起部を除く寸法(詳細は外形寸法図参照)) |
||
質量 | 28 kg | ||
取り付け形態 |
壁取り付け
|