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校正・修理サービス

Calibration

校正の代表例と事例

露点計の校正

  • 国家標準への校正のトレーサビリティ
    ミッシェル社の校正設備は英国NPL(National Physical Laboratory)及び NIST(National Institute for Standards & Technology)の国家湿度標準に対し直接のトレーサビリティを持つ、包括的湿度校正設備に認定されております。 同社の基準器はNPL及びNIST にて毎年校正を受けており、同社で保有する12基の校正システムは全てこの基準器により校正されております。 この結果、同社で作られ、出荷され、再校正される全ての露点計はトレーサビリティを有します。
  • ミッシェル社におけるUKAS認定校正設備
    ミッシェル社の校正設備は英国で初めて1986年にUKAS(United Kingdom Accreditation Service)の露点計校正の認定を受け、以降このステータスを維持しております。 同社は2つの並列するシステムにより操業されており、その一方は露点温度-90℃~+20℃までで、+20℃において±0.15℃、-75℃において±0.45℃の校正能力を持ちます。

    ミッシェル社におけるUKAS認定校正設備 イメージ高露点側につきましては、UKASより露点・相対湿度計測の認定を受けており、 露点温度+20℃~+82℃及び気温+10℃~+82℃における相対湿度 10~98%、気温+82℃~+90℃における相対湿度10~73%の範囲内において、UKAS認定の校正が可能です。

    UKASの認定を受けていることは、管理され再現性ある校正を遂行する能力のある校正設備という、信頼性の証しです。 この認定を維持するため、同社校正施設の能力を常に維持し、UKAS 及び NPL によってなされる定期監査に合格しております。

  • トレーサビリティのある校正
    ミッシェル社におきましては、露点-100℃~+82℃の範囲において同社製品及び殆どの他社製品の校正が可能であり、-90℃~+82℃の範囲において国家標準に基づくトレーサビリティを有します。 また、露点計関連の表示機やアナログ・デジタル出力の校正を行うことも可能です。
  • PSTジャパンの校正・標準室
    ミッシェルジャパン株式会社で使用される基準器はUKASに直接のトレーサビリティを有し、日本での校正証明書の発行が可能です。NPL・NIST等に国際基準でトレーサブルな1次・2次標準器〜水分計測関連では計8台(内2台は-100℃露点対応)、圧力関連では3台〜を常設し、 設備の品質・数、アプリケーション上のアドバイス・サービスの即応性も含め、年間約1,000台の再校正・修理品の実績があり、国産品以上の対応と評価いただいております。

露点・水分計校正室

 

 

 

 

 

低露点校正設備

 

 

 

相対湿度校正室

 

 

酸素計校正室

 

 

校正を担当するPSTジャパンのチームメンバーです。業界のスタンダードの品質を守る重要な役割を担っています。

電源不具合が発生したNEC三栄社製旧型データロガー「オムニエース」を修復し校正を実施した実例

  1. 校正作業中に電源が入らない不具合が発生した。
  2. NEC産栄製「オムニエース」はメーカ修理サポートが終了していたため、復旧ができない状況に陥った。
  3. オムニエースはシステムに組み込まれた計測器であり、修復ができないと、
    • 工程がストップする
    • システム全体を更新するために莫大なコストが発生する
    など、全体に大きな影響を及ぼすことになるものであった。
  4. そこでリファービッシュ作業を行い、電源回路部の経年劣化部品(電界コンデンサ、ダイオードなど)を特定し、同じ特性の最新の部品と交換して動作検証を行い、再生することができた。
  5. 修復作業完了後、再度校正を行い、システムに組み込み、無事修復を完了した。

パートナーシップ

No 校正機関名 校正対象 校正内容
1 日本電気計器検定所(JEMIC) JCSS校正、A2LA
2 日本品質保証機構(JQA) JCSS校正、A2LA
3 オリックス・レンテック株式会社 一般校正
4 横河レンタリース 一般校正
5 レックス 一般校正
6 トレサ 一般校正
7 大平計測器サービス 電子計測器 一般校正
8 PSTジャパン株式会社 露点計、微量水分計、酸素分析計 一般校正、JCSS校正
9 株式会社岡崎製作所 温度校正(熱電対、測温抵抗体) 一般校正、JCSS校正