1. HOME
  2. 導入・活用事例
  3. 可燃物保管用耐火キャビネット

導入・活用事例

Works

可燃物保管用耐火キャビネット

火災発生防止対策・火災影響軽減のための耐火キャビネット

 
原子力関連事業
製薬
火災発生防止対策
火災影響軽減対策
放射線管理区域

課題と背景

東日本大震災後の原子力施設新規制基準への適合性評価のうえで、「火災による損傷の防止」において要求される火災の影響を軽減するための「可燃物管理」対策が課題となっています。
この課題を解決するために、私たちは可燃物を保管する専用のキャビネットの導入設置を提案します。
当社の防火キャビネットは、本体の主要材料厚さが 2.3 mm、容器と扉が接する部分に隙間が生じない構造、容器に穴が無い構造、耐熱ガラス繊維(耐熱温度 1000℃)によるキャビネット隙間の埋め込み処理(外部からの火炎が内部に侵入することを防止)が施されていることが特長です。
 
一般競争入札をもって日本原子力研究開発機構殿と契約を締結。お客様のご指定の仕様に沿ってキャビネットを製造し、厳正な工場出荷検査を経て放射線管理区域を含む建家に納入。
受け入れ検査を経て、施設内に工事設置。設置完了後に立会検査を受検し合格をもって検収を受け、一連の工事を完了した。

サービス(製品)の特徴

可燃物保管用耐防火キャビネット M9045 シリーズは、密閉構造と併せて隙間や勘合部をシリグラス(耐熱温度 1000℃)で埋設し、外部火炎の侵入を防いで大切な資産を火災から守ります。
 
  • 書棚から大型キャビネットまでご用意
  • 重量物の保管にも耐える剛構造
  • 1000℃の火炎に耐えるシリグラスを採用
  • 火災が内部に侵入することを防ぎ、大切な資産を火災から守ります。
  • 火災時の 2 次災害や延焼を防ぎます。

導入効果やお客様の声

  • 防火キャビネットを導入したことで現場の可燃物の整理・整頓が図られ、規制検査がスムーズに実施できた。
  • これまでは、可燃物を管理区域に持ち込んだ場合に、その都度、放射線汚染サーベイを受検して汚染の有無を確認してから持ち出さなければなせなかったが、防火キャビネットを導入したことによりいちいち持ち出す必要がなくなり、作業効率が向上した。

アフターサービス

防火キャビネットの品質と安全性を維持するために、定期的なメンテナンスを推奨しています。
ネジの増し締めやシリグラスパッキンの状態をご確認いただくことで、より長く安心してご使用いただけます。
また、当社では製品情報をシリアル番号で管理しております。
メンテナンス時にほつれや損傷を発見された場合は、すぐに必要な部品や材料をご用意いたしますので、お気軽にご連絡ください。

導入コストの目安

1 台あたり 25 万円~75 万円(製品の種類は 5 種類、価格はサイズによる)